【この物件のポイント】【SALE】 ※空き家バンク登録物件です。
・田舎では人気の平屋で、コンパクトな4DK。
・母屋とは別棟の“離れ”があります。
・屋根付きのベランダなので雨の日でも洗濯物が干せます。
これまでいろんな空き家を見てきましたが、個人的には一番住むイメージがわきました。玄関から入って4DKが一列に並んだ奥行きのある物件です。３人家族（夫婦と息子）の我が家だったら、母屋のコンパクトなサイズ感といい、ベランダ続きで別棟の“離れ”もあるので住居兼事務所としても使えそうです。小学２年生の息子がベランダを行き来しながら遊んでいる姿もイメージできます。
駒ヶ根市街地から車で東へ５分ほど、建設会社や製造会社が立ち並ぶ一帯に今回の物件はあります。物件に行くまでの道は少し狭いところがあるので、小回りのきく小さな車の方が便利かもしれません。
昭和57年に建てられた築41年の平屋4DK。田舎で戸建て物件というと広い庭がついてきたりしますが、今回の物件はむしろ庭というものがほとんどありません。玄関前のちょっとしたスペースだけでしょうか。庭が広いと意外と草むしりや手入れが大変だったりもしますが、考え方によっては、そのあたりの手間はかからず、すでに植わっている庭木の剪定だけで済みそうで管理が容易です。
令和２年から空き家になっている本物件ですが、窓が多く日当たりもいいせいか、玄関を入ったとき、空き家によくあるじめっとした感じはありません。撮影当日は雨がぱらつく天気でしたが、部屋の電気なしでも明るかったです。特に洗面室、浴室、トイレは窓付きで明るい印象があります。担当不動産屋の方曰く、トイレは汲み取り式ですので下水道を引いてきて水洗に改装するようだと150万円ほどかかりそうとのことです。この辺りはリフォームに使える補助金（空き家バンク改修補助金）もありますので移住相談窓口にてご相談ください。
6畳間の和室はさすがに古さがありますが、窓も大きく日当たりがいいです。敷地が隣接する道路よりも少し高くなっているので、外の道を歩く人の視線などもそこまで気になりません。すべての部屋が壁で区切られているので、たとえば真冬の時期、ひとつのストーブで家全体を温めるようなことは難しく、各部屋にストーブが必要かもしれません。夏の時期は窓を開放していれば家の中を心地よい風が吹き抜けそうです。
10畳あるダイニングキッチンは食器棚や冷蔵庫、ダイニングテーブルを置いてもかなりスペースにゆとりがあります。この台所の南側にベランダがあり、そのベランダつながりで別棟（２部屋）があります。ベランダは母屋と別棟をつなぐ通路であり、屋根付きなので雨の日でも洗濯物を干すこともできます。通りに面しているとはいえ、少し敷地が高くなっているので、外からの視線は気にならず、プライベートな空間を確保できます。
ベランダを通った先には洋室6畳と和室6畳の２部屋があります。子ども部屋にしたり、住居兼事務所の事務所にしてもいいかもしれません。ベランダから階段を降りると直接駐車場につながっているので玄関を通らずとも家に入ることができます。飲みすぎて帰りが遅くなったときや、夫婦ケンカをしてお互いの顔を見たくもないという日には、こっそり駐車場から階段を上がり、離れに帰宅することもできますね。
駐車場は屋根付きの車庫が2台分あり、物置スペースもあります。物置スペースは地面がむき出しで壁もありませんが、そのあたりDIYで空間をつくりこめば、自転車やそれに必要な整備用品を収納したり、キャンプ用品など置くことができる大人の秘密基地になりそうです。
ベランダで母屋と別棟をつなぐという珍しいスタイルの物件です。アイディアによっては様々な用途で使えると思います。なんだか楽しく家族が生活している様子が想像できそうな方は、ぜひ現地をご覧ください。
（2023.10.4 更新）
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