INTERVIEW.04
西山 達也さん Tatsuya Nishiyama
西山 容子さん Youko Nishiyama
#就農 #観光農園 #トレイルラン
「駒ヶ根市の自然を生かして将来は観光農園をやりたいです」
トレランの楽しさが移住のきっかけに
神奈川県相模原市でエンジニアとして会社勤めをしていましたが、東京マラソンが始まった頃に周りでもブームが起こり、自分もマラソンを始めました。一緒にマラソンを楽しむ仲間を作りたいと、登山とマラソンを楽しむ社会人チ
ームに参加し、そこで妻と出会いました。もともと登山を趣味にしていたこともあり、チームの仲間と富士登山駅伝に参加したことから、トレランの楽しさに目覚めました。
それからは毎週山へトレーニングや大会に行くようになったんです。そんな生活が続くようになり、山の近くに住みたい、引っ越したいと思うようになりました。以前から農業に興味があったので、景色の良いところに住んで農業をやろうと思い始めました。妻はフリーランスでイラストレーターの仕事をしていたので、地方でも仕事が続けられると思いました。
人の優しさと山から見える景色が決め手
移住の候補地は山梨県の笛吹市と駒ヶ根市の2択でした。駒ヶ根市を見学に来たときに、駒ヶ根市農政課の方に紹介したいただいた上赤須地区のとある農家を訪れ、農業の話などを聞いていたら、車中泊をしているならうちに泊まっていけばいいとその農家さんの家に泊めてくれたんです。いろいろな話をしてくれましたし、本当に親切な方でした。その後いろいろ検討しましたが、温かみのある人の優しさと、中央アルプスを下山しているときに見える伊那谷の景色が好きで駒ヶ根市に住むことを決めました。駒ヶ根市は街と畑のバランスがとてもいいんです!
JA上伊那のインターン制度を利用して、親元研修で2年間りんごの育て方をしっかり学びました。現在は、3月にりんごの植え付けをして5、6月には摘果をし、7月にはブルーベリーを作っています。8月には桃の収穫、9月には
りんごの収穫と1年中農作業に追われています(笑)。りんごは10種類ほど作っていますよ。
妻はイラストやテキスタイルデザインなどの仕事をしており、リモートで仕事の受注が可能です。うちのりんごジャムやジュースなどの加工品のラベルもデザインしています。
何もない魅力を満喫できるスポットに!
信州はやはり冬の寒さがすごいです。キッチンのスポンジがバリバリと凍ってしまうということを初めて体験しました。買い物は思ったより便利です。ネット通販もできますから、あまり不便は感じてないです。ここでは、地元のパン屋さんや地元のレストランに行くと、すぐに常連になれるのがいいですね。自分のところでとれたりんごを使ってくれるなど、人と人がすぐにつながることができるのはこの地域ならではだと思います。
将来は駒ヶ根の大自然を生かして、観光農園をやってみたいと思っています。中央アルプスの素晴らしい絶景と人の優しさにあふれているこの東伊那で、何もない魅力を満喫していってほしいですね。
西山 達也さん Tatsuya Nishiyama
西山 容子さん Youko Nishiyama
「パン屋に行っても、レストランに行っても、すぐに人と人がつながります。すぐに常連になれるのがいいですね」と達也さん
農場名の『フルーツファーム かえるのポッケ』は容子さんがカエルが大好きなことから。
フルーツファーム かえるのポッケ @kaeru_pokke
イラストレーターの容子さん @youkohayakawa