よりみち出版
#6 / 「ただいま」と「おかえり」がはずむ家
更新日:2 日前
【この物件のポイント】【SALE】※空き家バンク登録物件です。
・とにかく広い。部屋数の多さとガレージや倉庫、庭に畑。
・閑静な住宅街で、近くの公園へは徒歩1分。子育て中のお散歩コースにぜひ。
・裏庭からは中央アルプスを、2階の窓からは南アルプスの雄大さを満喫できる眺望。

撮影で玄関に足を踏み入れたとき、思わず「ただいま〜」と口に出してしまうような、そして家の奥からは「おかえり〜」が聞こえてくるような安心感がありました。それは玄関に入る前の庭やアプローチ、家の外観の佇まいから伝わる懐かしさがよりそうさせていたのかもしれません。上京した都会から実家へ帰省したときのあのほっとする感じ。家の至る所に子どもの頃の育った記憶があり、目を閉じていても家のどこになにがあり、一緒に暮らす家族の気配を感じられる家。
約190坪の広い土地には家、庭、ガレージ、倉庫、畑...理想の田舎暮らしの条件をあげればキリがないですが、住環境で言えば、そのほとんどが揃っている。今なら空いたスペースにサウナだって建てられる。昭和から平成、そして令和へ。これからの田舎の原風景をつくってゆけるポテンシャルのある家のご紹介です。
昭和36年に建てられた(増築あり)、木造2階建ての9DK。玄関入ってすぐ左の広間は2面がほぼ窓で日当たり良好。今はあまり見ることのなくなったレトロな照明と壁紙が洋館のような雰囲気を醸し出しています。一昔前はこういう部屋にピアノを置いていたお宅が多かったですね。そういえば、昔はよく個人宅でやってるピアノ教室を見かけましたね。
その洋間から廊下を挟んで反対側は畳の和室。縁側の突き当たりと部屋に押し入れがあって収納力があります。西側の部屋に比べると日陰になるので、どうしても薄暗さと寒さはありますが、夏の暑い日などは涼しく、窓を開ければ風も通り、気持ちよく畳の上でごろ寝ができるのでしょう。居間にも寝室にも使用でき、来客時には座敷としても使える汎用性の高さは和室ならではの魅力です。
西側の4.5畳と6畳の和室は陽がよく差し込み、幅のある縁側は洗濯物の室内干しスペースとして利用できそうです。ポカポカと温かい陽もさして、日向ぼっこにもってこいの縁側です。
奥へ進むと台所。約10畳くらいでしょうか。ダイニングキッチンとして使える広さがあります。裏の畑や倉庫へつながる勝手口もあるのは便利でうれしい。そしてこの台所の奥には6畳の個室もあります。思い切ってこの空間をパントリーとして使ってみても、家族が多く住めるこの家ではありな使い方だと思います。
廊下の突き当たりにあるトイレは2箇所。ひとつは洋式のトイレ、もうひとつは洋式と男性の小便器が同じ空間にあるトイレ。朝の忙しい時間、これなら家族が多くても安心です。すでに水洗トイレになっており、お風呂もきれいですぐにでも使えるのがありがたい。
2階は和室3部屋と大収納の押し入れがあります。玄関側の部屋の窓を開けると雄大な南アルプスを眺めることができます。春は目の前の桜の木が満開になり、その後ろにまだ山頂に雪を残した南アルプスが映えるのでしょう。田舎では人ぞれぞれに“わたしだけ”の絶景を持っていたりするものですが、来客があればきっと見せたくなる景色になりますね。
玄関から外に出ると庭があり、母屋沿いに歩いて裏に回ると、倉庫があり、小さな家庭菜園ならできるくらいスペースもあります。玄関横のガレージは1階に車を停めることができ、2階は物置として使えます。田舎の暮らしは雪かきスコップや畑作業で使う道具などのものが多くなりますが、それらを余裕をもって収納できるだけの広さがります。
周辺には徒歩1分程度で行ける公園があり、蒸気機関車が展示されているので子どもが小さいときは自分ちの庭のような感覚で通ってしまいそうです。そして帰ってきたときは元気な声の「ただいま〜」と「おかえり〜」が行き交う家。そんな何気ない家族の思い出を育んでゆきませんか?
(2023.2.8)
【 基本情報 】
所在地 駒ヶ根市上穂北30番6号(1721番1、1722番12)
販売価格 1190万円
構造 木造2階建
間取り 9DK
土地面積 637.58平方メートル(192.86坪)
建物面積 198.43平方メートル(60.02坪)
建築年 昭和36年(増築あり)
電気 中部電力
ガス プロパンガス
上水道 市営
下水道 公営
トイレ 水洗
設備など ガレージあり
都市計画 -
用途地域 -
現状 空き家
通学区 赤穂小学校(2.3km)、赤穂中学校(2.4km)
備考 補修多少必要、JR太田切駅 500メートル
担当業者 株式会社織井不動産